両立は難しい?

富岡製糸場ユネスコ世界遺産に登録され、益々観光客が
増えているとか。行きたいけれどしばらくは人でごった返して
るんだろうな。

富士山も世界遺産となり、静岡市三保の松原も構成遺産と
して登録された。やっぱり観光客に人気のようだ。

だが、その裏で問題も起きているそうだ。所々で松が枯れ
始めているのだそうだ。

このニュースを取り上げていたテレビ番組で専門家が原因を
分析していた。

三保の松原に通じる「神の道」の横にある道路を大型観光バス
が通るので、その重みで松の根が切れてしまうからだ…と。

環境の保全が出来なければ、ユネスコから登録を外される
こともある。静岡市も対策を講じた。

大型バスには「神の道」の手前にある駐車場を利用してもらい、
観光客には歩いてもらおう。

だが、守らられていない。観光バスは確かに手前の駐車場で
客を降ろしているのだが、観光が済んだ客を迎えに「神の道」
横の道路を通っていた。

静岡県の名所を多く回るプランが売りの旅行会社としては、
びっしりとつまったスケジュールをこなすにはそれしか手が
ない。

静岡市が駐車場利用の徹底を申し入れても「それじゃ、三保の
松原をコースから外すぞ」と言ったとか。

分からんでもないけどさ。日本人の観光って忙しいものな。
だから、私はツアーが嫌いなんだけど。

でも、せっかくの松が台無しになったら大変だって思わない
のかな。少しは協力しようと感じないのかな。

旅行会社だってツアーのスケジュールを見直すことが
出来るはずなのにね。

ちょっと寂しいニュースだったよ。

『ホッケー69 チェコと政治とスポーツと』(曽我部司 TBS
ブリタニカ)を読み始める。

1969年、アイスホッケー世界選手権。チェコスロバキア
ソ連と対決した。それは弾圧された「プラハの春」の溜飲を
下げる結果となった。

アイスホッケーを通してチェコ人を描くノンフィクション。