亡国の呆首相の暴走

「船が悪い」

韓国の旅客船沈没事故で起訴された船長が言っているとか…。

確かに安全性を無視して改造した船に原因もあるだろう。でも、
船長が乗客より先に逃げるってどう考えてもおかしいでしょう。
タイタニックの船長は最後まで船に残りましたよ。

乗客を救う為に出来る限りの努力をして、それでも救えない命
があったなら少しは同情の余地もあるんだろうけどね。

『亡国の安保政策 安倍政権と「積極的平和主義」の罠』
(柳澤協二 岩波書店)読了。

集団的自衛権の行使が何故、必要なのか。いつだったか、
夕方6時から安倍晋三が会見をおっぱじめてテレビ・ニュース
の時間に生中継された。

「戦争をする訳ではありません」

嘘つけ。アメリカの艦船が攻撃されたら日本が守る?それ、
既に「戦闘」じゃないのか?それとも戦闘になったら「すいま
せん。うち、守ることはできますが戦争は出来ないんで。じゃ」って
その場を離れるのか。そんな訳ないじゃ〜ん。

さて、本書。著者は2004年から2009年まで内閣官房副長官補を
務めた元防衛官僚。著者に言わせると安倍晋三が何をしたいの
かを分析しているのだが、結論から言ってしまえば「やりたいから、
やる」なのだ。

おいおい…。集団的自衛権の行使容認も、憲法改正も「僕ちゃん、
やりたいんだもんね。特に根拠はなんだもんね」なのかよ。本当に
愚かなお坊ちゃんだよ。

先の記者会見でも「私は思います」ってフレーズが何回か登場した。
あんたが思ったらなんでも変えられるのかよ。しかも、「これまでの
政府の憲法解釈は間違っていた」って随分上から目線じゃ〜ん。

現在、連立を組む公明党との協議真っ最中だがその公明党
対しても前日までは入ってなかった「等」を加えた文書を平気で
配る暴走の仕方。そりゃ、北側さんだって呆れるわなぁ。

「日本を 取り戻す」。安倍自民党のポスターにあったキャッチ
コピー。あたしゃ安倍政権から日本を取り戻したいよ。

先の大戦後、日本は他国で一般市民に銃を向けることをせず
自衛隊PKO活動等で信頼を得て来た。もし、アメリカと
一緒になって戦争をすることになったら、そんな信頼も崩れ、
アメリカ同様にテロに怯える国になるのか。

憲法で縛られる人たちが、憲法改正を叫ぶ危うさ。そして、
周りをイエスマンで固めて、自分のしたいことに前のめりに
なる安倍晋三のデタラメ。

日本版NSCが誕生し、特定秘密保護法が出来、武器輸出三原則
は見直され、そして集団的自衛権の行使容認を急ぎ、憲法改正
結びつけようとする安倍政権は、日本を亡国に導きたいのか。

あぁん?平和ボケだと?いじゃないか、平和と自由が一番なんだ。