ムーミンだけじゃないんだよ

5月15日。日本最悪の首相が誕生した日と記憶しておこう。

夕方6時からのテレビ・ニュースで、安倍晋三の寝言を聞いた。
あれだな。9.11後にアメリカ政府が「テロが起きたらどーすんだ
よ」ってアメリカ国民に恐怖を植えつけた手口と同じだな。

「海外派兵が出来るか。これは出来ない」

安倍晋三の祖父である岸信介も首相当時はこう答弁している。

「じっちゃんの名にかけて」はコナンくんだが、「じっちゃんの名を
汚して」ってとこか。

日本は、人殺しの国になるのか。これが安倍晋三の言う「美しい
国」なのかね。

ムーミンを生んだ芸術家 トーヴェ・ヤンソン』(富原眞弓/
芸術新潮編集部:編)読了。

テレビ・アニメの「ムーミン」を毎週楽しみに観ていたのは、
遥か昔。しかし、成長するにつれてムーミンのことは記憶
から薄れた。ただ、あのキャラクターが印象に残っている
だけとなった。

10代後半か20代になりてのころだったか。大好きなアイス
ホッケーからの興味の延長で、フィンランドについて知りたい
と思い立った。

そこで出会ったのが、アニメのキャラクターとは趣のことなる
原画のムーミンだった。

トーヴェ・ヤンソンと言えば「ムーミン」の原作者との印象が
強い。だが、彼女がムーミン・シリーズとして残したのは
9作のみ。

本書ではムーミンは勿論のこと、絵画、小説、漫画等々、
彼女が残した多くの作品の紹介と、共に芸術家だった
両親からの影響を受けた生い立ちを描いている。

いや〜、知りませんでした。ムーミン・ママがエプロンを
するのはイギリスの新聞での漫画連載の時だったのね。

ムーミンの原画も豊富に収録され、彼女が使っていた
アトリエの写真等、ビジュアルいっぱいなので眺めて
いるだけで楽しい。

尚、ヤンソンの母・シグネが描いた切手用の下書きの
精密さにびっくり。ヘルシンキの郵便博物館に収蔵
されているらしい。

ヘルシンキに行きたくなるじゃないか。