抜いたっ
「ウクライナがガス代を払ってくれないので、今後は
ガスの供給が出来なくなるかも〜。よろしくね☆」
きっと、いや、絶対こんな可愛い書き方じゃないんだが、
ロシアのプーチン閣下がヨーロッパへお手紙を出した。
出たよ、伝家の宝刀。
ティモシェンコさんが首相だった頃、やはりEU寄りになろう
としたウクライナを脅すためにガスの供給を停めた実績がある。
しかも真冬だったな、あれは。
今回はEUがウクライナ暫定政権を支持するEUに対する
けん制なんだろうな。
だって、ロシアの天然ガスはウクライナを通るパイプライン
を通じてヨーロッパへ供給されているのだも。
アメリカのご機嫌を取りたい安倍晋三は、オバマ大統領の
尻馬に乗って強気なことを言っていた。
でもさ、安倍ってプーチン閣下とファーストネームで呼び合う
仲とかアピールしてなかったか?
だったら、プーチン閣下に電話して事態の収拾に一躍買おうよ。
きっと出来ないんだろうけど。だって、お坊ちゃん育ちの安倍
晋三なんて、閣下に睨まれたらまたお腹痛くなっちゃうかも。
引き続き『バチカン近現代史 ローマ教皇たちの「近代」
との格闘』(松本佐保 中公新書)を読む。
「バチカンは、聖地エルサレムに関する国際的な取り決めに
懸念を示していた。イギリスは戦争下ユダヤ人に対してパレ
スチナに国家設立を約束したバルフォア宣言、パレスチナに
アラブ人の国家建設を約束したフサイン─マクマホン協定、
イギリスとフランスの間の中東分割を目論んだサイクス─
ピコ協定と、三つの矛盾した約束を行っていた」
イギリスの三枚舌が現在も続く悲劇の一因かよ。