卯の花の散るまで鳴くか子規(ホトトギス)

真央ちゃんについて、どうでもいい森喜朗が何かいっていたが
今度は麻生の太郎ちゃんがなんか言ってる。

一流と超一流の違いですって。ふ〜〜〜〜ん。

真央ちゃん、バンクーバー大会で銀メダル。
麻生太郎モントリオール大会クレー射撃で41位。

ふ〜〜〜〜ん。

『ノボさん 小説 正岡子規夏目漱石』(伊集院静 講談社
読了。

正岡常規。幼名・升(のぼる)。なので、「ノボさん」。俳人
あり、歌人である正岡子規である。

四国・松山から上京した子規と、東京生まれ東京育ちの夏目
金之助(漱石)は、東京大学予備門で偶然の出会いを果たす。

そうして、ふたりの文学者の付き合いは子規の命が尽きる
まで続くのだが、子規が死の床にあった時、漱石はロンドン
留学中だった。

子規と漱石の書簡集が大好きななのでタイトル買いした作品
なのだが、買った後で著者が伊集院静であることに気が付いた
うっかり者である。

「この人はいつまで亡くなった奥さん(女優・夏目雅子)をネタ
にするんだろう」と思って、ずっと避けて来た作者だ。

初の作品が本書なのだが、この人、こんなに文章が下手なの
か?確かいろいろと文学賞を受賞していなかったっけ?

「小説」と銘打っているのだけれど、所々評伝のようだし、
小説ならばいささかの脚色があってもいいのだろうけれど
それもない。

子規と漱石の関係って興味深いものなんだけれど、全編
これ、退屈である。最後まで文体が読み難かったのも影響
しているのだろうけれど。

坪内祐三『慶応三年生まれ七人の旋毛曲がり』や、関川
夏央『子規 最後の八年』に遠く及ばない。

あ〜あ、大失敗だ。せkっかく副題に「正岡子規夏目漱石
と付けたのだから、もうちょっとどうにかならなかったかね。

ただ、子規が松山に帰省した時に憧れのノボさんに会った
河東碧梧桐の描写は可愛らしかったけど。よかったのは
そこだけだわぁ。