本当のところを聞いてみたい
祝!エフゲニー・プルシェンコ、ソチ五輪出場決定っ!
あぁ、またオリンピックでジェーニャが見られるのね。
体ボロボロなんだけれど、大丈夫だろうか。
『昭和天皇の悲劇 日本人は何を失ったか』(小室直樹
カッパ・ビジネス)読了。
気になっていたし、興味もあったのだけれど、狭く浅い知識
かない私には小室直樹は難し過ぎるんじゃなかろうかと
思って作品はひとつも読んでいない。
しかし、先日、実家の本棚を発掘していたら本書が出て来た。
買った覚えはない。だとしたら、友人が置いて行ったものか。
いい機会なので読んでみた。
「昭和天皇に戦争責任があるって言っている人って、おかしい
んじゃないの?」という論調の作品である。
1.15事件や2.26事件は勿論のこと、キリスト教やイスラム教、
中国仏教や韓国儒教。あらゆることを引き合いに出して、
戦争責任どころか、終戦の「聖断」がなかったら日本と
日本人は滅びていたというお話。
これはこれで一理あるのかもなぁ…とも思う。議会を無視して
天皇の意向を押し通したのであれば、それは議会制民主主義
ではなく、天皇独裁の国家になってしまうから。
だから、開戦を決定した議会に昭和天皇は反対を唱えられ
なかった。これが著者の言い分。
著者の言い分を丸呑みする訳じゃないけれど、天皇制が
温存されたのは日本の為であったとは思う。
天皇制を挟んで右と左。方や天皇制を有難く戴き、心の拠り所
とする。方や天皇制があること自体が悪いと、憎悪の対象に
する。