東京が引き受けます
東京都知事選候補者の会見をテレビで見る。とはいっても、ニュース
番組の中でのダイジェストなんだけど。
過疎地に札束をちらつかせて、ボコボコとおっ建てた原子力発電所の
電気は、東京をはじめとした大都市の電力を賄うものなんだよな。
東京の為に地方を犠牲にして来た。福島第一原発の事故によって、
それを見直さなければいけない。だから、脱原発…じゃないのか。
勿論、原発即刻ゼロなら立地自治体の不安も多少は軽減出来る
だろう。でも、どうるすよ。核のゴミ。
今まで地方に負担をかけて来ました。東京に電力を送ってくれた
原発のゴミは、東京で処分しますっ!
そんなこと、誰も言わないよねぇ。まぁ、言えないだろうし、こんな
ことを言ったら猛反発を食らうだろうな。
一方、原発推進派の候補者は、原発についての非科学的な
話ばかりが先行しているとおっしゃる。そうして、安心・安全
なのだという。
安心・安全の根拠は何だ?「絶対安全」なんてこの世に存在
しないぞ。
はぁ。やっぱり薄っぺらい主張で終わるのかなぁ。
『昭和天皇の悲劇 日本人は何を失ったか』(小室直樹
カッパ・ビジネス)を読み始める。
天皇制が日本に及ぼして来た影響を見つめなおす書。