8分の1

元日が出勤。その後3日間のお休みをもらって、本日は出勤日だった。
大っ嫌いな日曜出勤である。それも正月休み最終日。予想通りに暇。

昨年末の一番忙しかった時、受電件数は400件を超えていた。
なのに今日はその8分の1。受電件数が二桁になったのは
9時台だけ。

派遣先のホームページは見飽きたし、手元の資料も何回も読み返した
ものばかり。

暇なのにもほどがあるっ!ここまで来るとほとんど苦行だ。時計の
針を見つめて、次の休憩時間までをじっと耐えるしかないんだもの。
シクシク。

そしてこんな日に限って、通話の長くなる問い合わせが一切ない。
忙しい時ほど、長引く問い合わせがあるのになぁ。

眠気と闘い、時間と闘い、案内してはいけないことを案内してしまう
隣のスタッフと闘い、8時間の勤務時間が終了した。

いや〜、今日は1日が長かったよ。明日はほとんどの会社が仕事
始めだ。常連のお客様たちの声も戻って来るだろう。

1時間の受電件数が60件を超えようと、終業時間近くになって
声が掠れようと、わさわさと問い合わせに追われている方が
楽だわぁ。つくづく、貧乏性なんだわ私は。

『銀座旅日記』(常盤新平 ちくま文庫)を読み始める。

買って積んでおいたら昨年の1月、著者である常盤新平氏が
亡くなってしまった。雑誌「ダ・カーポ」に連載された同名の
エッセイをまとめた1冊。