最も危険な言葉

出たっ!「愛国心」。安倍ちゃん政権の、外交・安全保障の基本
方針となる国家安全保障戦略の文言中に「我が国と郷土を
愛する心」が盛り込まれた。

為政者が使用するととっても危険な言葉である「愛国心」を、遂に
出して来たか。

だいたい、愛国主義というのはどうやって定義するのか。政府の行動をす
べて盲目的に支持することが愛国的なのか。

それとも、一人一人の国民が、政府の望むところに賛成しようが反対しよ
うが、祖国のために正しいと思う原理原則にしたがって発言し行動するこ
とが愛国的なのか。(

国会前で特定秘密保護法に反対のデモを行っている人たちも、愛国
主義者かも知れない。

少なくとも彼らには、自分たちの祖国愛が政治家の愛国心と同じように真
摯なものだと信じる権利はある筈だ。

そして、その信ずるところを表明する憲法上の権利もある。

それなのに、デモはテロと一緒だと政治家は言う。おまけに歴史教科書
さえも自分たちの都合のいいように書き換え、学校教育には道徳の授業
を復活させようとしている。

武器輸出三原則は撤廃、共謀罪の検討、憲法改正。本来であれば国民的
議論をしなければならない問題も、政治家と官僚が密かに画策している。

その危険性を声高に叫んだからと言って、それが愛国主義に反すること
になるとはどういうことだ。

以上、ウォルター・クロンカイトの愛国心に関する言葉を私なりに書き
換えてみた。フンッ。

やっと知ってる映画が出て来たぞ。「ローマの休日」。オードリーが
可愛いよね。でも、アン女王とダイアナ元皇太子妃を重ねて見る
なんてやったことなかったなぁ。