君の瞳に恋している

宮内庁が来年、皇居宮殿の一般公開を検討中だと?
行きたいじゃないかっ!

やっぱり事前申し込みだよな。こりゃ競争率が高そうだ。
是非とも行ってみたいですっ!是非行かせて下さいっ!

と、ここで主張してもしょうがないんだけどね。あぁ、入って
みたいよ。皇居宮殿。

閑話休題

いつかこの人のことを「私の異常な愛情」シリーズで書こうと
思っていたら、亡くなってしまった。

俳優ピーター・オトゥールである。享年81。確か俳優からの
引退を発表したのが昨年だった。長い闘病の末だという。

「おしゃれ泥棒」も、「ラ・マンチャの男」も、「チップス先生さようなら」も
観た。でも、やっぱりこの人といえば「アラビアのロレンス」に戻って
しまうのだ。

初めて観たのは中学生の時だったか。勿論、名画座での鑑賞で
ある。オスマン帝国とアラブの歴史なんて知らなくて、ストーリー
はさっぱり分からなかった。

でも、ロレンスを演じたピーター・オトゥールの、青と緑の中間の
ような色の瞳の美しさはしっかりと私の「いい男」リストに刻まれた。

この映画、もう何度観たことだろう。今は歴史も少しは分かるように
なってストーリーを楽しむことも出来る様になった。それでも、目当て
はオトゥールの瞳なのである。

あの美しかった瞳は、再び開くことはない。ご冥福を祈る。合掌。

『「ローマの休日」を仕掛けた男 不屈の映画人ダルトン・トランボ
(ピーター・ハンソン 中央公論新社)を読み始める。

ヒステリックなマッカーシズムはハリウッドにも吹き荒れた。ブラック
リストに名前が載り、映画界を追放されながらも偽名を使って脚本
を書き続けたダルトン・トランボの生涯を、その作品の変遷と共に
追う。