福祉か経済か。どっちもは?
本音が出ちゃったね。先日、「デモもテロも一緒」と発言したゲル閣下。
今度は「特定秘密に関する報道は抑制される」だって。
すぐに撤回したが、やっぱりここが狙いか。自民党さんは共謀罪も
検討するらしいしな。どんどん息苦しい国になっていくようだよ。
そういえば安倍ちゃん政権の支持率が低下したのはマスコミの
せいと言っていたセンセイもいたな。
日本のメディアなんて腰が引けた報道しかしてないのに、それでも
規制したいんだな。うんうん。
北欧家具、北欧住宅、北欧雑貨。日本でも結構人気がある。
その北欧4カ国の一角を占めるのがスウェーデンだ。
オーロラに白夜、広大な森林資源、爽やかな夏と雪に覆われた
冬。そして、私にはアイスホッケーの強豪国でもある。あ、おとぎ
話に出て来る金髪碧眼の王子様は、みんなスウェーデン人だって
偏見も持っているぞ。
福祉大国として充実した社会保障が注目を浴びる国でもある。
元々は貧しい農業国家だったスウェーデンが、福祉大国及び
工業大国へと成長していった政治の経緯を追ったのが本書。
どんな政策を取り、どんな経過を辿って現在のスウェーデンが
出来たのかを知りたかったのだけれど、政策の具体例は少なく
て、歴史的背景に重点を置いているようだ。
ゆりかごから墓場まで。国が面倒を見てくれるけれど、税率が
凄いんだよね。これには批判も多いようだけれど。
福祉の充実を取るか。経済的成長を取るか。両方ってのは
無理なのかね。日本なんて「社会保障の財源がありません」を
繰り返して、消費税がどんどん上がるけれど、その分、社会
保証が充実したかと問われればそうではないものな。
本書は出版が1991年と少々古いので、参考まで…ってところ
かな。でも、180年以上も戦争をしていない国ってだけで、凄い
と思ってしまった。それでも、核シェルターが用意されているの
だもの。