軍靴の響き
国防高等研究計画局。アメリカの国防総省の機関のひとつ。
何をしているところかと言えば、最先端の科学技術を軍事技術
に転用出来ないかを研究する機関である。
この機関をモデルに、日本でも2014年に革新研究機構を創設
する計画がある。
要は民間技術の軍事転用だ。何も武器だけじゃない。一般人の
監視技術等、広範囲に及ぶらしい。
そうか。特定秘密法案を急ぐ理由はこれだったのか。
集団的自衛権の解釈、憲法改正、武器輸出三原則の撤廃、
日本版NSC、そしてこの革新研究機構で全部が繋がる訳か。
将来的には防衛省を国防総省に改称するんじゃないか。そうして、
アメリカのように軍産複合体が生まれて、戦争をしないと国の
経済が危うくなるのか。
特定秘密保護法案の拡大解釈も可能になるってことか。ふ〜ん。
遠くから軍靴の響きが聞こえて来そうだよ。日本は死の商人に
なるってことか。
平和憲法。守りたいね、わたしゃ。
『流星ひとつ』(沢木耕太郎 新潮社)を読み始める。
1979年、引退を表明した歌手・藤圭子へのインタビューを会話だけで
綴ったノンフィクション。一度は封印された作品だが、先般の彼女の
死をきっかに緊急出版された。
ふ〜、やっと地元の新刊書店で入手出来たよ。