こんな「なりすまし」ならいいかも

新党首が決まったけれど、さっぱり存在感のない社民党である。
その党首があろうことか山本太郎センセイにエールだ。

「反原発で共闘しましょう」。良識の府のセンセイなのに、無常識な
輩に頼るしかないのか社民党よ。

あぁ…マドンナ旋風が巻き起こった、おたかさんの時代が懐かしい。

『架空OL日記 1』(バカリズム 小学館文庫)
『架空OL日記 2』(バカリズム 小学館文庫)
読了。

ハルバースタムで脳の力を使い果たした。ただでさえ、少ない
脳細胞を総動員し、改めてヴェトナム戦争を調べながら読んだ
ので、少々のチョコレートくらいでは私の脳は復活しなかった。

はぁ…脱力した脳でも読める本はないだろうか。積みっぱなしの
書籍版サクラダ・ファミリアを眺める。

ふっふっふっふ。ノンフィクションしかないでやんの。なんだよ、
自分。少しはエッセイとか買っとけよ。こういう時に困るだろ。

文庫棚もざっと眺める。小説っていう気分でもなし、漫画もある
けど通勤電車の中では読みたくない。

これだけ本があるのに、読むものがないじゃないか〜。と、騒いで
いたら旦那が2冊の本を差し出した。

それがこれ。あ、バカリズムだ。結構好きなのだ。都道府県の持ち方
とか。随分前だが、彼の持ちネタ「トツギーノ」に嵌っていた時期も
あったなぁ。

OLさんの日記なのである。しかも架空のOLさん。多分、銀行の
窓口業務のOLさん。そのOLさんが日常の些細なことをブログで
綴っているのだが、書いているのはバカリズム

そう、なりすましなのである。バカリズムが20代後半ぐらいのOL
さんの振りをして書いていたブログの書籍版だ。

このブログの存在は知っていたが、実際に目にしたことはなかった。
疲れった切った脳に優しい本である。

だって、実際にいそうなんだもの。こんなOLさん。主人公はもと
より、職場の男前な先輩(女性です)や天然な後輩、み〜んな
実在しそう。

仕事帰りに食事に行ったり、飲みに行ったり。ダイエットを気にして
ジムに通ったり。支店長や男性社員をうざっがたり。

どこの職場にもいそな人たちの、どこの職場でもありそうな風景。
でも、絶対にない。だって、書いているのはバカリズムだから。

山もないし、大きなオチもないけれど、時々、すっぽりとツボに
嵌って大笑いしてしまうのだ。気軽に読み始めたのだけれど、
ほとんど2冊一気読みだった。

おかげで、ダレダレだった私の脳も再び蘇った。有難う、バカリズム
こういう「なりすまし」、大好きだよ。