日本を代表するブラック企業

74億円也。福島第一原発事故に起因した除染費用を、
東京電力が支払い拒否だ。そして国も黙認。

数日前の朝日新聞の一面記事を読んで唖然としていたのだが、
もっと酷いのが風評被害の賠償問題。

一方的に打ち切りの通知が送り付けられて来るって何?それも
打ち切りに不満があるなら被害者側が原発事故に起因するもの
だと証明しなさいだって。

記者会見での東電広報担当者の説明では、一方的に打ち切る
ことはない。それぞれの人の話を聞いた上で…と言っていた。

だが、実際には通知ひとつで打ち切りを通告された人たちが
いる。これをどう捉えているのだろうか。

先般読了した『プロメテウスの罠5』にも書かれていたが、国が
原発再稼働に舵を切った頃から東電の態度に変化が見られる
そうだ。

賠償問題には強気に出て来るだと?あのさ、いい噂ってのは
長く続かなくて、悪い噂はってのはいつまでも続くのだけどね。
そういうこと、知ってるか?

やっぱり破たんさせなきゃいけないよ、こんな会社は。あぁ、我が家
の電気だって、出来ることなら東電以外から買いたいよ。

度重なる汚染水漏れの事故の対応だって、ここに来てやっと他の
原発から人を派遣するって遅過ぎるだろう。

破綻前のJALも酷かったけれど、東電はJALを超えたよ。プンプン。

『悪名の棺 笹川良一伝』(工藤美代子 幻冬舎文庫)を読み始める。

戦後の日本政治のフィクサーのひとり、笹川良一の評伝。なんだけど、
この人の文章って読み難い。