白クマの帰還

でっかい白のチェブラーシカとスイカを抱えて奴が帰って来た。
そう、寒い国から来たスパイ。我が旦那である。

チェブラーシカは頼んだけど、スイカは頼んでいませんけど?

「ニホン、アツイネ。シンジャウネ」

また日本語が下手な振りをするか。まぁ、取りあえずはお帰り
なさいなのだ。

で、帰宅早々冷凍庫漁りですか。そのコップのなか、麦茶よりも
氷の方が多く入ってないか?それにアイス?最近、買い置きして
なかったから少ししか入ってなかったでしょう。

今晩はカレーにしようと思って作っておいたのだが、あまりの暑がり
加減に少々可哀そうになった。なので、急遽、予定変更。

冷凍庫に保存していためんつゆをシャーベット状になる程度に解凍
して、冷麦である。それと茄子の素揚げ。どうだ、これなら暑くても
食べられるだろう。

お土産のチェブラーシカは私の自室に飾ったが、問題はどでかい
イカ。半分に切って冷蔵庫にしまったが、果実部分だけ冷凍
でもするかな。どうせ、冷たいものばっかり食べたがるんだから。

永山則夫 封印された鑑定記録』(堀川恵子 岩波書店)を読み
始める。

19歳の少年による連続射殺事件。死刑判決の目安とも言われる
永山基準」の言葉の基になった犯人・永山則夫

犯行は貧困に金目当てが動機とされたが、彼に対して行われた
100時間を超える精神鑑定のテープが発見されたことから、事件は
新たな面を見せるようになった。