無尽蔵の財布なんかありません

毎日300ｔの汚染水が海に流れ出ているそうだ。でも、当事者の
東京電力は流出量については「承知していません」なんだって。

「東電には任せておけないから、国が対策を指導する（ｷﾘｯ）」とは
安倍ちゃん。

遅いよ、今頃。本当は福島第一原発事故の処理なんて関心が
ないでしょう。これまでほとんど触れていないのだから。

東電に任せておけないのは事故発生からずっとなんだけれど、
この汚染水問題は時を経るごとに酷くなっている。

ストロンチウムだかか何だかの放射性物質の流出が2兆ベクレル
なんて天文学的な数字が出てたし。

問題は地下水。これを堰き止める為に、地中の土を凍結させるの
だそうだが、それって土が壁になって地表に水が滲み出して来な
いのかね？

対策費用に約400億円が必要だそうだ。国庫からいくらか出すよう
だが、また税金投入ですか。いい加減、東電に減資させろよ。

事故処理に税金投入、おまけに電気代も値上がり。たわけ揃いの
東電の為に、国民はどんだけ搾取されるんでしょうか。

管理職に一律10万円配ってる場合じゃありませんよ、東京電力は。
ブツブツ…。

『ナガサキ　消えたもう一つの「原爆ドーム」』（高瀬毅　文春文庫）
を読み始める。

長崎の爆心地近くに建っていた浦上天主堂。原爆の投下で廃墟に
なった天主堂には、保存の声が上がっていた。しかし、広島の
原爆ドームのように後世にその姿を留めることはなかった。

長崎の被爆遺構はどのような経過を辿って解体されるに至った
のかを追ったノンフィクションである。