なんてもったいないことを

イギリスでロイヤル・ベイビーの誕生だ。キャサリン妃が第一子を
出産。男の子だという。

長じてもキャサリン妃に似ていればいいなぁ。特に頭頂部に限って
はウィリアム王子には似て欲しくはない…ブツブツ。

取り敢えず、おめでたい☆

『昭和史の怪物たち』(畠山武 文春新書)読了。

これはもったいない。「怪物たち」とはなっているが、取り上げられ
ているのは森格、久原房之助宇垣一成の3人。それぞれに1冊
の本が書けるであろう人物たちを、200ページにも満たない新書
で片づけてしまうとは。

この3人を取り上げながら、昭和戦前の日本が軍国主義に傾斜
していく様を描いている。

もう駆け足だよね、このページ数だと。それぞれに興味深い
人物ではあるのだが、本書では概要をなぞっただけに感じた。

しかも引用文が多いし、話も飛びまくり。もうちょっとどうにか
ならなかったのかなぁ。日本が混沌として行く時代なのだから、
もっともっと書きようがあったと思うんだけどな。

そして、やっぱり出てくる西園寺公望。どうあっても『西園寺公と
政局』を私に読ませたいのか、昭和の歴史は。

後年、木戸幸一は当時を振り返って「なにせ政治家がいなかった」
と嘆いたという。政治家は育たない。突出しようとする者がいれば、
テロの標的にされる。

日本でもテロやクーデター(未遂)があったのは、それほど昔の
話ではないんだよね。

ん?政治家がいなかった??あれ??今って…。