宝石も野菜も一緒

昨夜、以前に録画したテレビ番組を見ていた。「ヨーロッパ路地裏
紀行」のヴェネツィアの回である。

潟に浮かぶイタリア・ヴェネツィア。その路地で生活する数家族を
取り上げた番組だ。

そのかなで、旦那さんと青果店を営む女性が格好良かった。
若かりし頃は服飾店でマヌカンをしていたが、結婚を機にふたり
青果店を開くことになった。

彼女はそれまでの「青果店のおかみさん」のイメージを覆す。
白いブラウスにハイヒールで店頭に立つ。

「革命を起こしたかったの。ブルガリで宝石を売るのも、青果店
野菜を売るのも同じなのよ」

周囲からはあれこれ言われたが、彼女は自分のスタイルを貫き、
今もお手製のワンピースをまとって店頭に立つ。

体型こそ、イタリアの年配女性の体型だけれどこの心意気。
やられたよ。素敵なご夫婦でもありました。

『知ろう 食べよう 世界の米』(佐藤洋一郎 岩波ジュニア新書)を
読み始める。

米の研究者である著者が中高校生向けに書いた世界のお米の本。
日本のお米だけがお米じゃないんだよね。