感動したっ!

WBCの決勝戦中南米同士の対決だった。優勝したのはドミニカ
共和国。すげぇ、負けなしの8連勝だよ。

いくら日本が負けたからって、こんなに面白い試合を中継しない
のかよ。残念。

今回は波乱だったねぇ。日本のライバル・韓国は決勝リーグに
進めず、日本は勿論、アメリカまでもが敗退である。

これからは中南米の時代か。おめでとう〜、ドミニカ共和国

『世界でもっとも阿呆な旅』(安居良基 幻冬舎)読了。

沢木耕太郎深夜特急』は紀行文学の傑作だと思っている。これまで
何度読み返したことか。読み終わるごとに新たな感動に浸った。

そして本書である。沢木氏の作品とは別種ではあるけれど、感動した。
日本と世界の、珍しい地名の土地へ行って来た記録である。

その場所100カ所以上である。よく探したもんだ、こんなおかしな地名
ばっかり。それどころか、本当に全部へ足を運んでいるのだもの。
しかも足かけ13年もかけて。

エロマンガ島は結構有名だけれど、スケベニンゲン(オランダ)だし、
クサイ島(ミクロネシア)だし、傑作なのはマルデアホ(アルゼンチン)
なのだ。

これほど著者にぴったりな地名があるだろうか。もう、こんな珍名
ばっかりよく飽きずに行って来たものだ。本当にマルデアホである。

日本も負けちゃいないさ。ワルイ川にヤリキレナイ川(共に北海道)。
血流川(静岡県)と首切峠(香川県)は怖いよ〜。極めつけは星の
糞(静岡県)。な、なんだよ〜、星の糞って。汗。

現地での写真が多めで、文章はさらっと流している。そんなゆるさに
感動したよ。よくぞ行ったり…だね。

地名の由来も記されているので役に立つ…かなぁ。いや、きっと、
思わぬところで何かの役に立つはずだっ!

でも、この手の本はのほほ〜んとした休日にぺらぺらとめくって、
時々笑って時々昼寝して…って読むのがいいかも。