これも原理主義か
結核に罹ったゾウを殺処分にしなさい。フランスはリヨンの裁判所が
命令を出した。これに抗議したのが、女優であり動物愛護運動家
でもあるブリジッド・バルドーだ。
いやぁ、久し振りに姿を見たけど若い頃の面影が全くなくなって
しまったね、この人は。
それはさておき…。ゾウの殺処分は回避されたようだが、この時の
バルドーは「ゾウを殺すならロシア国籍を取得する」と言っていた。
これとは別に、フランス政府の富裕層への増税に抗議するという
名目でロシア市民権を獲得した俳優がいた。
う〜ん…。ロシアはゾウは殺さないかもしれないけれど、人は殺しちゃう
のだけど。それも、反体制のジャーナリストを暗殺という手段で。
おまけに人質がいようとテロリスト制圧の為には手段を選ばないお国
なんですけど、いいのか。
バルドーと言えば、かなり昔にハイチで「日本の空手家vs虎」なんていう
えげつない見世物にも抗議していた。
曰く「虎が可哀想」。人間はどうでもいいのか?ふむ。
引き続き『警察庁長官を撃った男』(鹿島圭介 新潮文庫)を読む。
この事件の捜査を主導してたのは公安部だったんだ。刑事部はサリン
事件で手がいっぱいだったんだね。