消えた花嫁

歳の差婚なんてのが流行った時期があった。お互いが好き合って
いるのならいいのだろうけれどね。

でも、それは日本でのお話。結婚相手のことも知らされず嫁がされる
国が世界にはまだまだある。

そんな国で花嫁が逃げ出した。花婿82歳、花嫁15歳。日本の結納金
に当たるものだが、花婿が花嫁の両親に贈った金額は日本円で
約1000万円也。

嫁いだ日から花嫁の抵抗が始まった。部屋に閉じこもり、花婿を拒否
する。そして、隙を見て嫁ぎ先から逃げ出した。

人権擁護団体の働きでこの結婚は無効とされたようだ。しかし、この
花嫁は運がよかったのだろう。自分の意志を押し通し、逃げ出すこと
にも成功したのだから。

多くの幼い女の子は、親に言われるまま見知らぬ年上男性の元へ
嫁がされる現実があるんだよね。

その国の風習なのかもしれないが、女性たちの本音を聞いてみたい。

引き続き『アメリカのユダヤ人迫害史』(佐藤唯行 集英社新書)を
読む。

火事と葬式は別。それが日本で言うところの「村八分」。ラビの葬儀
を襲撃するなんて、絶対やっちゃダメじゃん。