崩れる

はじめは山崩れなのかと思った。中央自動車道・笹子トンネルの
事故である。

天井板の落下で下敷きになった車からは既に複数人の遺体が
確認されている。

そして、気になるのはやはり天井板の下敷きになったであろう
トラックの運転手さんだ。

「体がはさまれて動かない」。会社へ連絡があって以降、連絡が
つかないそうだ。

夕方になってエンジンのかかったトラックがトンネル内で発見
された。だが、救急隊員からの呼び掛けに返事がないらしい。

助かって欲しいと思う。一時的に意識を失っていると思いたい。

中央自動車道を管轄するネクスコ中日本の発表によると、
このトンネルは9月に点検をした時には異常は発見できなかった
という。

事故はどんなものでも嫌だね。同じ工法のトンネルは総点検に
なるのだろうな。

東京の大動脈、首都高速道路も開通から50年が経つ。こちらも
劣化が目立つようになった。大きな事故が起こる前に、大改修
が必要だね。

引き続き『マロー・ボーイズ 放送ジャーナリストたちの栄光と屈辱』
(スタンリー・クラウド/リン・オルソン NHK出版)を読む。

そうか。ウォルター・クロンカイトもマロー・ボーイズになるチャンスが
あったんだな。ならなくて正解だったかもしれないけど。