雨ニモ負ケテ 風ニモ負ケテ

2日間、帰りが遅かったので日記の更新が出来ませんでした。
帰ってから家のことをやっていると、やっぱりパソコン前にいる
時間が少なくなっちゃうのだよね。

で、遅かった理由というのが毎年恒例の神田ふるほん祭りなので
ある。今年は前週よりも雑本漁りなので、開催日からほぼ毎日の
ように立ち寄っては、ちょこちょこと買っている。

「買うのもいいけど、積んである本を減らす努力は?」

旦那から突っ込まれても気にしない。だって、読みたい本の数と読む
ペースは比例しないのだもの(キッパリ)。

さて、書籍版サクラダ・ファミリアは成長するばかり。今年はあと何冊
読めるかなぁ。汗。

『なぜ風が吹くと電車は止まるのか』(梅原淳 PHP新書)読了。

東日本大震災後、福島第一原発の事故で電力の供給が危うくなった
(東電と政府曰く…だが)。そこで始まったのが計画停電という名ばかり
の無計画停電だ。

病院や自宅で酸素吸入をしている病人の方も大変だったろうが、混乱を
極めたのが公共交通機関として他には比べるものがないくらいの大量
輸送量を誇る各鉄道会社だ。

間引き運転ならまだいい方で、鉄道会社によっては運休区間があった。
私が利用している地元駅も運休区間に当たっていた。始発駅となった
ふたつ先の駅は人で溢れていたという。私は「電車、動いてません」と
会社へ連絡して休んだんだけどね。

先の震災の時に限らず、台風や強風で遅れが出たり、運休したりする
鉄道だが、これもみな、利用客の安全の為なんだよね。移動手段と
して非常に便利な鉄道。利用客は「動いて当たり前」と思っているから、
遅延や運休になると駅員さんに食ってかかっている人を時折見かける。

動いているはずの電車が動かない。確かに不便だけれど、自然がもたらす
ものなのだから駅員さんに喚いてもどうにもなるもんじゃないのになぁ。

だって、台風や突風での事故って結構あるじゃないか。脱線・転覆なんて
ことになったら約束に送れるどころか、直に命に関わっちゃうのだぞ。

本書はどうして電車が止まるのかを、過去の事故の例を引き合いにして
解説している。

雨でも、風でも、電車は止まる。その基準はどこにあるのか等、分かり
やすく書かれているので今度、駅で駅員さんを脅している人を見掛け
たら本書を渡してあげようか。笑。

世界を見渡しても安全性が格段に高いと言われる日本の鉄道だけれど、
まだまだリスクはあるんだね。日々、安全に運行出来るよう対策して
くれている鉄道会社に感謝☆