14歳

仕事の帰り道、母校である中学校も生徒が帰る時間だ。横に拡がって
歩いているので自転車を走らせる私としては邪魔くさい時がある。

でも、楽しいんだよね。友達とたわいのないことをしゃべって、少々騒がしく
家路につくのは。

14歳。日本で言えば中学2年生か。パキスタンの少女は女性に教育の
機会を与えるよう訴えて、政府の平和賞を受賞した。

またしてもタリバンなのである。パキスタンタリバンは、少女を銃で
襲撃した。まだ14歳だ。たった14歳だ。

こんな年齢の少女を襲撃することが、正しいことな訳がない。アラーは
そんなこと言ってないだろう。

イスラム教は本来、女性を守る宗教だったはず。それなのになぁ…。

でもさ、日本だって少し前までは「女に教育はいらない」って国だった
のだよな。さすがに銃で襲われることはなかっただろうけれど。

いつか、イスラムの国の少女たちが怯えずに学校に通える日が来ます
ように。

そして、今も意識の戻らないパキスタンの少女が意識を取り戻し、
学校生活に戻れますように。

『未解決事件 グリコ・森永事件〜捜査員300人の証言』(NHKスペシャル
取材班 文藝春秋)を読み始める。

2011年7月。2日に渡って放送されたNHKスペシャルの書籍版である。
3億円事件と同様、私の興味をかき立てる未解決となっているグリコ・
森永事件。本書は当時、捜査に当たった捜査員たちの証言を元に
構成されている。