こっそりと楽しむべし
高齢者施設でふたりを殺害したとされた被告人の陪審員裁判で
判決が出た。
求刑は懲役12年。判決は懲役16年。求刑を上回る判決となった。
でも、被告人は86歳。刑期いっぱい務めたとして出所する時は
102歳。
う〜〜ん、こういう判決ってどうなんだろう。難しいなぁ。ブツブツ…。
昨夜は次に読む本を選ばず、寝床ではいしいひさいちの4コマ漫画を
読んでから眠った。
今朝、出勤前にどたどたと書棚の前を物色する。あぁ、選んでいる時間
がないぞ。こんなことなら昨夜、じっくりと選んでおくのだった。
そして、積みっぱなしの本の一番上にあったのが本書。これでいいやっ。
と掴んでバッグに突っ込んだ。
失敗だった。いや、本書の内容が…ではない。通勤電車の中や、派遣先
の休憩室で本書を読もうとしたことが…だ。
口元が引き攣る。それを抑えようとすると今度は頬がピクピクする。
いかんっ。どうやっても笑いを抑えられないっ。
本書で繰り広げられているのは「本人術」である。イラストレーター・
南伸坊が、政治家から芸能人、スポーツ選手まで本人になりきって
写真に収まっているのだ。
正直、第一印象では「似てない」と思う人もいるのだが写真に添えられた
コラムを読みながら(これも本人になりきっている)写真を見続けていると、
あらあら不思議。段々と本人に見えて来てしまうのだ。
恐るべしっ!南伸坊!!いくらイラストレーターだとはいえ、自分の顔にまで
イラストを描いてしまうとはっ!
あのおにぎりのような顔(失礼!)が、松田聖子になったり、浅田真央に
なったり、ヒラリー・クリントンになったりしちゃうのだ。これは「笑うな」
という方が無理である。
好きなのはダライ・ラマ14世と櫻井よしこ。もう今日1日で何度見返した
ことか。
どのページを見ても面白いんだけど、くれぐれも人前で読むという
過ちだけは犯してはいけないと思いました。反省。