情けない国・ニッポン
こんな酷い話があっていいのか。レベル7の事故となった福島第一原発で
作業に当たっている作業員への検診補助が打ち切られている。
昨年末、野ダメ首相は「冷温停止状態」という微妙な表現を用いて原発
事故の収束を宣言した。
それを境にその時までに累積線量が50ミリシーベルトに達していなかった
作業員に対して「費用の補助は必要なし」と判断した。どこが?国が…だ。
「事故を起こしていない他の原発と一緒」というのが国の言い分らしい。
何が一緒なんだ?放射線量は未だに高いんだぞ。そこで行われている
のは事故後の処理だろう。
なんでこんな判断が出来るのか。厚生労働省のお役人たちは、一度、
福島第一原発へ行って作業を手伝って来いよ。そして、自分がどれだけ
被曝するのか実感して来い。
なんだよ、この国。自分が生まれ育った国だけれど、情けないったらない。
政府が「原発事故は収束した」なんて言っても、現場じゃまだまだ終わっちゃ
いなんだよ。
引き続き『レベル7 福島原発事故、隠された真実』(東京新聞原発事故
取材班 幻冬舎)を読む。
はぁ〜…。福島第一原発が深刻な状態に陥ってから「原子力緊急事態
宣言」が出るまで2時間。与野党党首会談の方が重要だったのかよ、
バ菅。そもそも、ここからおかしかったんだよな。