チョットオカシイ

「ランド、好きですか?」

歳若い知人に聞かれた。う〜ん、あれは好きとか嫌いとかで判断する
ものなのか?多大な興味はあるけどね。

「招待されたので今度行くんです。お土産、買ってきますね。何がいいですか?」

え?スーベニア・ショップもあるのか?じゃ、ペンタゴン・ペーパーズのコピーが
あったら買って来てちょうだいな。

相手は不思議な顔をしている。そこではたと気が付いた。もしかして彼女が
言っているのは千葉県にあるけど「東京」と名乗っているネズミの王国か。

「勿論そうですよ。どこだと思ったんですか?あ、サンリオ・ピューロランド?」

誰がメルヘンの世界の乙女か。「ランド」と言われて思い浮かべるのはアメリ
シンクタンクランド研究所しかないではないかっ!

「…普通、思い浮かびません。ってか、それ、なんですか?」

あぁ…今時の若いモンはかのランド研究所も知らぬのか。一般常識じゃないか。
世も末だよ。

帰宅して旦那に愚痴っていたら白い目で見られた。本当は青いのだけれど。

「それは桃子さん(知人)が正しいですね。ウチノオクサン、チョットオカシイ」

え〜〜〜いっ、後半をカタコトの日本語で言うんじゃないっ!取り敢えずは

でも、ランドって言われたら、やっぱりランド研究所なんだよ…ブツブツ。

『レベル7 福島原発事故、隠された真実』(東京新聞原発事故取材班 
 幻冬舎)を読み始める。

本書は東京新聞の連載記事に大幅加筆されたもの。原発事故だけでは
なく、日本の原発誕生までを遡って調査しているらしい。

飽きもせずに読んでます、福島第一原発事故関連書。忘れない為に、
繰り返し思い出す為に、風化させない為に。