そこ、崩れるかもしれませんよ

国会って会期中だよね?でも、民主党自民党も、次期党首戦の方が
大事らしい。けっ!

今のところ、野ダメ首相は可もなく不可もなくって感じるんだが…。あ、
それってぽっぽとバ菅の前任ふたりが酷過ぎたからか。

自民党もなぁ。気象予報士じゃない方の慎太郎の息子は急に色気を
出して訳の分からぬことを言ってるし。

それに安倍晋三だってぇぇ?政権放り出し男の再チャレンジ・プラン
ですか?勘弁して下さい。

何よりも大阪市長の人にすり寄ろうとしている点でダメだろう。まぁ、この
点に関しては安倍ちゃんだけじゃないけれど。

あ〜あ、この国にはまともな政治家はいないんですかね。

『コンクリートが危ない』(小林一輔 岩波新書)読了。

コンクリート建造物は2005年から2010年頃にかけて一斉に崩壊する。

えぇぇぇ、コンクリートってメンテナンス・フリーの丈夫な建物じゃなかった
んですかぁ?

思わず悲鳴を上げるところだった(噓だけど)。でも、思い出すことがある。
阪神淡路大震災の時、阪神高速道路の橋脚は綺麗に折れていた。

阪神高速道路ばかりではない。本書は1999年の発行だが、著者が
調査した時点で開通から15年目だった山陽新幹線の高架橋からは
コンクリート片の剥離、落下のみならず、異常な亀裂が数多く発見
されている。

では、頑丈であると言われたコンクリートが何故こんな惨状を呈する
ようになったのか。

それは高度経済成長期の建設ラッシュで良質なコンクリート素材の
入手不足からはじまり、海砂を使用したことで塩害が起こり、監督
官庁の監視不足で手抜き工事が行われ、柔らかいコンクリート
方が扱いやすいと現場で違法に水が足されたからetc.

非情に専門的な事柄なのだが、それを一般にも分かり易く解説して
いるので読み易い。

東京オリンピックを境にコンクリート建造物の質は劣化しているそうだ。
うわぁ、東京の首都高速道路もそうじゃないのか。数年前、開通から
40年を経過したからと大幅架け替え計画を発表していたが、本当は
もっと酷いことになっているじゃないの?

いやん、コワイコワイ。そこらじゅうコンクリートだらけの日本、耐震
基準がどうたらの前にコンクリートの強度検査の方が必要なのでは
ないだろうか。ブルブル。