もうやめてくれっ

♪夏が来れば思い出す〜♪なんて歌があったが、夏が来ても思い出したく
ないし、起こっても欲しくない事もある。

それがまた、この夏も起きてしまった。パチンコ店の駐車場に停めた車の
なかで、5カ月の赤ちゃんが亡くなった。

午後2時半ごろから3時間、母親は赤ちゃんを車に残してパチンコ店の
店内にいた。死因は熱中症だという。

どうしてこういうことをするのかね。暑い盛りに車内に置き去りなんて。
きっと泣く元気もなかったのだろうな。苦しかっただろうね。

これはもう殺人罪でいいんじゃないか?実際は保護責任者遺棄致死
らしいのだけれど。

だって、分かるでしょう。この暑さの中、エアコンもかけずに閉め切った
車のなかにいたらどうなるかくらいさ。

自分がやってみろよ。大人だったら「暑い。ダメだ」と思ったら外へ出る
ことも出来るが、5カ月の赤ちゃんは何も出来ないんだぞ。

あぁ…やだねぇ、こういう事件は。

『9.11 UA93便 墜落まで34分 ハイジャックされた乗客たちの記録』
(ジェレ・ロングマン 光文社)を読み始める。

アメリカの同時多発テロでは世界貿易センターへの航空機突入ばかり
がクローズ・アップされるが、当日にハイジャックされた航空機のうち、
ペンシルバニア州シャクスンビル郊外に墜落した航空機があった。

ハイジャックしたテロリストたちに立ち向かった、乗員乗客たちの闘い
を描くノンフィクションである。