20年分の涙

なんだかすごく感動したのだ。ロンドン・オリンピックの女子卓球
団体で。

勝戦ではない。準決勝で日本の勝利が決まった時だ。今では23歳の
立派なお嬢さんだが、やはりこう呼びたい。愛ちゃんなのである。

小さい時からテレビを通じて知っていた。いつも泣いていた。辛かったり、
苦しかったり、悔しかったり。彼女の涙は見慣れていた。

前回の北京オリンピックの際は敗北しての涙を流しながら、中国メディア
に対して監督の言葉を通訳していた姿が印象的だった。

その愛ちゃんが嬉しくて泣いている。なんだかこっちまで泣けて来たのだ。
まるで親戚の子を見ているような感覚だった。

決勝では中国に負けたけれど、見事な銀メダル。愛ちゃんも、ベテランの
平野選手も、今回活躍の石川選手も、表彰台ではみんな素敵な笑顔
だったよ。

あなたたちの活躍を見られてよかった。ありがと〜〜〜。

『テロルの決算』(沢木耕太郎 文春文庫)を読み始める。

最初に読んだのは遥か昔。何で今になって再読かというと、先日、
ピュリツァー賞受賞の写真集で、この浅沼委員長刺殺事件の
写真を見たから。

あぁ、もう一度読みたいなと思って発掘作業をしたのに見つからず。
新刊で買ってしまいました。きっとどこかに埋もれているはずなのに。
反省…。