えいっやっ!ってやればいい

フェンシング男子団体フルーレ、銀メダルおめでとう〜♪なんて言いつつ、
「うわっ、イタリアの選手、全員美人じゃ〜ん」と感動していた。

そして案の定、旦那から飛んできた言葉は「非国民振りを発揮してますね」
だった。ふんっ。今回ロシアが振るわないからってさっ。

あ、室伏のアニキも銅メダルおめでと〜♪この人が「金メダルよりも重要な
ことがある」とか言うと深いよね。

そんなこんなでオリンピックにうつつを抜かしていたら、自民党が法案を
盾にとって内閣不信任案がどうたらと騒いでいるらしい。

自民党不信任案の国民投票って出来ないのか。ブツブツ…。

『元ひきこもりニートがリアルに教える! 脱ニート完全マニュアル』(地雷屋
 メタモル出版)読了。

色んな理由があってニートになった。でも、そろそろ仕事をしなくちゃ。就職
したいな。でも、職歴に空白期間のある人向けの就職活動マニュアル本が
ないぞ。

だったら、自分の経験を書いてしまえっ!てなことで、著者が脱ニート
目指して職探しをした時の体験・経験からのアドバイスを満載したブログ
の書籍化である。

しごくまっとうなというか、当たり前のことが書いてある。しかし、その当たり前
のことをするまでに踏み出せない人たちへ向けて、背中を押してくれる言葉が
満載だ。

ニートではなくても、日々嫌なことや踏ん切りのつかないことはいっぱいある。
ニートになるかならないかの線引きだって曖昧だから、いつ・誰がニート
なってもおかしくはないと思うのだ。

ニートな人だけではなく、何かに躓きそうになっている人が読んでもいい
のではないかな。

まだニートなんて言葉がなかった頃、2年くらい仕事をしていない時期があった。
まぁ、引きこもりではなく社会人時代の蓄えを食いつぶして遊び回っていたの
だが。

確かに「このままじゃいかんっ」という焦りはあった。で、どうしたか。「ダメ元
だもんね〜」なんて気楽に考えてバイトを探した。

今でも「あぁ…仕事、行きたくない」と思うことがままある。そんな時は「えいっ
やっ!って行けばいい」と唱えて布団から起き上がるのだ。

ただ、本書は読み方によっては「環境が悪い。周りの人間が悪い」との理由
付けをすればいいんだみたいな受け取り方も出来るので、その点は要注意。

著者の文章は少々苦手だけれど、経験者の言葉だけに説得力はあるのでは
ないだろうか。