青春時代が夢なんて

明治天皇の葬儀写真集が出ているらしい。う〜む、欲しいな。
八瀬の童子の写真も掲載されているらしい。

今、調べてるんだよね、八瀬の童子。でも、まとまった文献が
なかなかないのだ。

行き着いたのは猪瀬直樹の『天皇の影法師』。猪瀬なので
二の足を踏んだのだが、結局は購入してしまった。それも
新刊で。

どなたか、八瀬の童子についていい資料を知っている方がいたら、
教えて下さいませ。m(__)m

『69 sixty nine』(村上龍 集英社文庫)読了。

先日、高校紛争の本に出て来た著名人の名前に、小説家・村上龍
あった。そうだ、ドラゴンは佐世保で高校生活動家だったんだよな。

それで思い出したのが本書である。1969年に高校生だったドラゴンが、
仲間たちを巻き込んで起こした騒動の自伝的小説である。

なので、今月の小説はこれに決定で読みました。

ラブ&ピースの時代、音楽と芸術と異性と大人への抵抗と。なんて書くと
格好いいけど、相当デフォルメして書かれた本書は青臭くてほろ苦く、
そしてお馬鹿な男子高校生の青春が満載だ。

ニヤニヤしながら読んじゃったよ。舞台が佐世保だからこその面白さ
なのだろうね。東京から離れた地方都市、そしてそこにはアメリカ軍の
基地があり、日本にアメリカが色濃く漂う街だからこその悲哀もある。

終章の同級生たちのその後が好きだな。振り返ってみれば、打ち上げ
花火のような青春だったのではないだろうか。一瞬だけの輝きってね。

映画化もされたが、こちらは未見。面白いのかな。機会があったら
見てみよう。