そこのふたり、黙りなさい

大相撲名古屋場所の千秋楽。横綱大関の全勝対決は、大関
日馬富士の圧勝で幕を閉じた。

いや〜、日馬富士は名古屋に強いね。これで次はいよいよ綱取り
か。おめでとう♪

閑話休題

毎週金曜日、官邸前では反原発脱原発の抗議デモが行われている。
大分前からやっているのだが、大手メディアが取り上げ始めたのは
つい最近だ。

このデモに先の金曜日にぽっぽ・鳩山由紀夫が登場した。う〜ん、
この人がなんで?野ダメ首相に対する嫌がらせか?

そもそも首相時代、温室効果ガス25%削減なんて約束をしたのは
原発稼働が前提だったじゃないか。いつから反原発になったのだ?

そしてもうひとり。バ菅直人も反原発脱原発を唱え出した。昨年の
東日本大震災の翌日、福島第一原発に乗り込んで緊迫した現場を
引っかき回したことはお忘れか?

自民党安倍晋三が天下国家を語る度に「どの面下げて」と思うの
だが、誰かこのふたりの口も縫いつけてくれないだろうか。

野ダメ首相もあんたらふたりには言われたくないだろうよ。

『【人と思考の軌跡】 竹中労 左右を越境するアナーキスト』(鈴木
邦男 河出ブックス)読了。

な〜んにも考えず「竹中労」のタイトルが目に入っただけで購入した
のだが…。少々後悔。

「鉛筆無頼」「喧嘩竹中」。既に伝説になりつつあるルポライター
竹中労に関する作品は目に付くと読んでいる。本書も竹中の評伝
だと思った。

いや、確かに竹中労を語ってはいるのだ。語ってはいるのだが、それは
思想としての竹中労だった。

購入する前にきちんと著者名を確認すべきだったな。右翼民族団体・
一水会を率いる鈴木邦男だものなぁ。そりゃ、思想としての竹中に
なるはずだわ。

出来れば「竹中労と私」くらいのタイトルにしてもらいたかった。内容の
ほとんどが思想を間に挟んでの竹中との交流の思い出なんだもの。

まぁ、70年代や80年代の左右の人たちの思考の一部分を追うには
いいかもだけどね。ルポライターとしての竹中を期待して読んだ自分
が悪いんだ。反省…。

それにしても野村秋介の名前が懐かしかった。この人のことはいずれ
きちんと読もうも思いながら、未だ手が出ず。いつになることやら。