みんな文太に憧れた

「いじめた側にも人権がある」。

ふ〜ん、いじめられて自殺しちゃった子はそれ以前に人権を踏みにじ
られているんですけどね。

滋賀県の中学校で起こったいじめ自殺事件は、周りの生徒からも
学校側に報告があった。それでも、学校側も教育委員会もいじめ
を否定した。そして警察も…だ。

行政すべてが加担して、事件を揉み消そうとしているのか。女性市長が
会見で涙を流していたけれど今更何を…なのだ。失われた命は戻って
来ないってことを分かっているか。

『蘇る!仁義なき戦い 公開40年目の真実』(石田伸也:編著 TOWN
MOOK)読了。

日本映画界に金字塔を打ち立てた東映の「仁義なき戦い」シリーズ。
第1作の公開から既に40年が経過するが、リアルタイムで観ていない
世代にも根強いファンが存在する。

かく言う私もそのひとりである。数年前、衛星放送で5作一挙放映が
あった時には当然のように録画し、今でも時々再生している。

本書は迷わず購入した。だって、オールカラーでたったの750円ですよ。
なんてお買い得なムックなのだろう。

各作品からの名台詞集(しかもそのシーンの写真付き)、ポスターの
コレクション、出演俳優のインタビューもあって大満足である。

改めてキャストを見ると豪華だよね。菅原文太松方弘樹小林旭
梅宮辰夫、北大路欣也等々。

文太も旭も格好いい。でも、やっぱり一番好きなのは松永役の成田
三樹夫である。僅か2作にしか登場しないのだけれど、この人の演技
は切れがあってよかったなぁ。惜しい人をなくした。シクシク…。

うぅ、こうやって書いていると全5作をまた観たくなってしまう。ご丁寧に
本書の裏表紙にはDVDの広告まで。か、買っちゃうか…。