環境に優しい?

先日、環境省が家電メーカーに対して白熱電灯の生産・販売を
自粛するように呼び掛けた。LEDへの切り替えを推し進めたい
のだろうな。

これって実質、物資統制じゃないか。選べないんだぞ。しかも
ものによっては器具を買い換えなきゃいけない。家電メーカー
のまわし者ですか、環境省は。

そんなニュースに気を取られていたら、もうひとつ環境省
「規制を厳しくします」と言い始めたことがあった。

不要家電のリユースである。日本国内で使われなくなった
電化製品を修理して海外へ送っているのだが、これが不法
投棄に繋がるとして規制を強化するそうだ。

不法投棄もしたくなるよね。だって、メーカーに引き取ってもらう
ときの料金って結構高いんだもの。あれってどうにかならない
のだろうか。

震災瓦礫受け入れの啓蒙広告に莫大な費用を注ぎ込んだり。
環境省は環境を考えてないだろう。

引き続き『官報複合体 権力と一体化する新聞の大罪』(牧野洋
 講談社)を読む。

上杉隆が繰り返し飯のタネにしている記者クラブである。今では
日本独特のものだが、実はアメリカにもあった。それは自動車
業界。

しかし、この記者クラブが解体された裏には経済紙、ウォール
ストリート・ジャーナルの闘いがあった。

世界に冠たる自動車メーカー・GM。そのGMの発表に先駆けて
新型モデルについての記事を掲載しちゃったからさぁ、大変。
勿論、GMから広告出稿拒否にあう。

日本なら日本経済新聞トヨタの逆鱗に触れるよなものか。
でも、ウォールストリート・ジャーナルは折れない。ここが
アメリカと日本との違いなんだよな。