上を向いて歩こう

昨日は通常よりも遅い出勤だった。なので、仕事中に地震に遭遇
した。お客様と通話中に「あ、地震が来るな」と思ったら、結構大きな
揺れが続いた。

帰りの電車は大丈夫かな?と思いつつ、どちらから帰ろうか悩む。
人形町と水天宮、両方の駅が使える。少しでも早く帰ろうと、水天宮
を選んだのだが、これが失敗だった。

東武線との直通運転が中止。押上駅で降りて業平橋駅(東京スカイ
ツリー駅だけど、この名前、嫌い)まで歩くことになった。

思いがけず東京スカイツリーのお膝元へ行くことになった。同じように
押上から歩く人たちが、時折、立ち止まって携帯電話のカメラを向けて
いた。

いや〜、ほとんど真下から見上げたけど、どでかい電波塔でした。
今までは電車の中からしか見たことがなかったので、その大きさに
圧倒された。やっぱり、いつか上まで行かなきゃね。

さて、駅は乗り換えの人で朝のラッシュ時を超える人並みである。
とても下り方面への電車には乗れそうにもなかったので、一旦、
浅草へ向かって乗っていた電車でそのまま折り返し運転で
地元へ帰って来た。

地震のおかげ(?)でちょっとした観光気分での帰宅だった。

河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙』(河北新報社
 文藝春秋)を読み始める。

被災者でありながら、被災者に寄り添い、報道を続けた地元紙の
奮闘と葛藤を描く。