待っているのか
名張毒ぶどう酒事件の再審請求が却下された。「疑わしきは被告の
有利に」。白鳥決定は無視された。
最高裁は弁護団が新たに提出した科学鑑定を根拠に名古屋高裁に
差し戻したのに、何故、「自白は信用出来る」になってしまうのか。
論点が違うだろうよ、名古屋高裁。
獄中で50年である。犯人とされた男性は既に80歳を超えている。
あと、どれだけの時間が残されているのか。
今回の名古屋高裁の再審棄却は、獄中死を待っているようにしか
思えない。
自白を根拠に、過去にどれだけの冤罪事件が発生したか考えて
みるがいい。
この事件の決着がつくのは、一体いつになるのだろうか。
スクラップ作業が溜まっていたので、『父さんのからだを返して
父親を骨格標本にされたエスキモーの少年』(ケン・ハーパー
早川書房)は小休止。
うぅ、部屋の中がシンナー臭いぞ〜。