人として問題

もうねぇ、なんでどこもかしこもお笑いタレントの涙の謝罪記者会見が
トップ・ニュースなんだろう。他に報道することはいっぱいあるはず
なんだけどなぁ。

このニュースのおかげで昨日の毎日新聞が放った原子力委員会
勉強会問題のスクープが吹っ飛んでしまったじゃないか。

吉本は原子力村に協力してニュースを揉み消しているのか?と
穿った事まで考えてしまった。

閑話休題

献血の車が止まってるけど、放射能汚染地域に住む人の血って、
ほしいですか?」

twitterで見掛けたぶっ飛び発言である。発言をしたのは一般市民では
ない。桐生市議・庭山由紀である。

当然のように批判続出である。「こんな人が議員なんて…」という言葉
には「あんたたち議員をなんだと思っているの?」と言い放ち、遂には
「議員も人なり」と言い出す始末。

うん、そうだよね。議員として云々の以前に人としてどうかと思う発言
だものね。正しいよ、あなたの言っていることは。この大たわけが。

差別・偏見を助長する発言をなんとも思わず、抗議の電話に対応して
いて議会に遅刻したと言っては八つ当たり。元々自分が播いた種だ
と分かってないだろう。

プロフィールを見ると議会で問責を受けたことをさも自慢げに書いて
いる。あれだ、道交法違反で警察に追い回された回数を自慢する
暴走族のあんちゃんと何ら変わらないな。

マスコミはお笑いタレントの話題ではなく、こういうどうしようもない
政治家がいることを報道してくれないか。

『父さんのからだを返して 父親を骨格標本にされたエスキモーの
少年』(ケン・ハーパー 早川書房)を読み始める。

極地探検の黄金時代だった20世紀初頭。人類学の発展の為という
お題目の元、6人のエスキモーがニューヨークに連れて来られた。

病死し、埋葬されたはずの父親が博物館に骨格標本として展示され
ていたことに気付いた生き残りの少年は、父の体を取り戻す為の
孤独な戦いを始める。