融通がきかない

我が家には一応、計量カップも計量スプーンもあるが、私の料理は
適当である。材料も目分量なら、調味料だって目分量だ。それで
時々失敗し、旦那から「個性的な味」と評価される。

こんな大雑把な料理をみたらどう思うのだろうと人の投書が、数日前の
朝日新聞に載っていた。

スーパーで売っているひき肉などがキリのいい分量ではない。料理の
レシピ本の分量は200gとか300gとかのキリのいい数字である。自分は
レシピ本通りの味にしたい。だから、ちょうどいい分量で売ってくれ。

う〜ん…。こんなことしていたらスーパーは手間が掛かって大変だぞ。
それにレシピ本通りの味にしたいってさぁ。どんな味かわからないでしょう、
本に載ってる出来上がりの写真を見ただけじゃ。

料理ってさ、レシピ通りの分量で作ったとしても味覚は人によって違うし、
その家庭の味ってあると思うのだよね。それじゃダメなのだろうか。

なんでもマニュアル通りでなきゃ気の済まない人っているんだよね。
だから、我が子が育児本に書いてある通りじゃないと「うちのの子は
おかしい」とか思っちゃうのだろうな。

こういう人は壁に向かって「臨機応変」って100回唱えてみるといい。笑。

引き続き『復讐するは我にあり 改訂新版』(佐木隆三)を読む。

読みながら緒方拳の顔がちらついてしょうがない。笑。