実は検証されてました
自分の調べ方が悪くて正しい情報が出てこなかったのに、日本郵便の
ホームページを見ながら罵倒するのは止めたら?
しかも他の調べ方が分からなくて人に聞いて来るのは何故?公共施設
ならその施設のホームページを見れば分かるでしょうに。
「なんで自分の所の郵便番号くらい分からないのよ」
あの…自宅ならともかく、仕事場の郵便番号ですよ?あなた、派遣先の
郵便番号を覚えていますか?
毎日毎日、なんでそんなに気に入らないことが多いのだろうね。しかも
吐き出される言葉は常に刺々しいし。さすがに今日は「そんなに怒らなく
てもいいじゃない」と言っちゃったけど。
疲れた2日間だった。明日は明日で、また疲れそうなメンバーなんだけど。
東日本大震災から1年になるのを機に再読である。
「何が防波堤だよ。何が防潮堤だよ。おさまってくれ、おさまってくれ」
先日観たNHKスペシャルは2011年3月11日に記録された映像の
特集だった。そのなかで、津波ながら逃れながらその様子を撮影して
いた男性の声である。
本書で検証されている明治29年、昭和8年、昭和35年以外にも三陸沿岸
は日本の津波多発地帯である。過去の大津波を教訓に、世界最大の
防潮堤まで備えたにも関わらず、あの日の津波は何もかもを飲み込んだ。
明治29年の体験者の証言の中に、津波は50mを超えていたとの話があった。
しかし、三陸沿岸に住まう人々でもこの事実を知っている人は少なかったと、
著者は「あとがき」で記している。
記録を、証言を集めた本がありながら何故?と思ってしまう。貞観地震が
想定から漏れていたことは多くのメディアが報道したが、どうして本書の
内容に触れるメディアはなかったのか。
「想定外の津波が原因」とうそぶく東京電力や原子力安全保安院、
原子力安全委員会の面々にこの本を突き付けてみたい。
これぞ記録文学のもつ力だろう。教わることは多くある。それを見過ごして
来たことは、後悔してもしきれないのではないか。