大人の街

昨夜は久し振りの外食だった。銀座で天ぷら〜。うほほ、贅沢は素敵♪

自宅で天ぷらにすると塩で食べることが多いのだが、東京の天ぷらには
天つゆが合うね。おいしかった〜〜。

大人の街だった銀座も、格安衣料品店の進出で街を行く人にも若年層が
増えたね。若かりし頃、銀座で食事…なんてことになると肩に力が入って
いたものだが。

社会人になってからもしばらくの間は、木村屋に入るのがせいぜいだった。
初めて資生堂パーラーで食事をした時は、「あぁ、私も大人になったなぁ」
なんて感慨にふけったっけ。

食事して、お茶をして、帰宅する前にぶらぶらと歩いていると所々で着物姿
の女性たちとすれ違う。夜の銀座は、やっぱり今でも「大人の街」なんだ。

イスラム過激原理主義 なぜテロに走るのか』(藤原和彦 中公新書
読了。

9.11米国同時多発テロで一躍、日本のメディアに多く登場するようになった
イスラム原理主義者」なる言葉だ。では、彼らは一体、どんな集団なのだ
ろうか。

それを解説したのが本書である。9.11直後に出版されているので、それ
以前にイスラム原理主義者たちが起こした事件を扱っている。なかでも
日本で大きく扱われたのは日本人観光客も犠牲になった「ルクソール
事件」。

キリスト教が多くの分派に分かれているように、一口に「イスラム」と言っても
そこには様々な分派がある。その中でも先鋭化したのが過激主義のグループ
なんだが、要は「コーラン」にしろ「聖書」にしろ、いかようにも解釈出来るから
なんじゃないのか。

そして、唯一神は守護神ではなく「人を教え導くもの」って位置付けだからでは
ないのだろうか。宗教のすべてを否定する気はないけれど、物の見方にひとつ
基準しかなくなってしまうのは怖いな。

昨日だったか、今日だったか。エジプトで韓国人観光客が誘拐されたとの
ニュースがあった。この事件もイスラム原理主義者の仕業らしい。

人に危害を加えることを容認するような宗教なんて宗教じゃないよな。それは
既にイデオロギー闘争じゃないのか。でも、イデオロギーが違うからって
テロを容認していい訳じゃない。それにテロを繰り返しても何も解決しない
んだよねぇ。