埼玉から全国へ

我が埼玉県が全国に誇れるものといえば、鉄道博物館である。あ…、
これしかないのか。汗。

我が地元の名産・草加せんべいは新幹線のなかで「東京銘菓」とか
いわれちゃってるしなぁ。「埼玉銘菓」と言わんかいっ。

そんなな〜〜〜んにもない(?)埼玉県だが、全国に先駆けて新たな
法律を制定する。外国資本による土地取得に一定の制限を設けるのだ。

現在、日本の森林や原野の土地が外国資本に浸食されている。主に買い
漁っているのは中国資本だ。目当ては水資源。

名水100選を上げるまでもなく、名水に恵まれた日本である。それが徐々に
他国の手に落ちているってことはこの先、資源の活用が出来なくなること
だってありえるのだ。

20日から始まる県議会に諮るそうだが、是非とも可決して欲しいね。
中国資本の裏には絶対に中国政府がいるのだから。日本の水を守れっ!

『新装改訂版 山口組動乱!!2008〜2011 司忍六代目組長復帰と紳助
事件』(溝口敦 竹書房)読了。

本書は新書版なのだが元本が単行本で出来た時、カバーの司忍組長の
写真が格好良くて思わず衝動買いしそうになった。いかん、ヤクザの組長
ジャケ買いしてたらきりがないぞ。そう自分に言い聞かせて諦めたの
だが、今回は買ってしまった。

言わずと知れた日本最大規模の暴力団山口組。その六代目となる司忍
組長は組長就任とほぼ同時に服役し、昨年府中刑務所から出所。

その留守を守ったのが高山若頭。組長不在の山口組が高山若頭の采配
の元で過ごした日々を綴るドキュメントである。

いや〜、ヤクザの世界も庶民や政治の世界と変わらないね。5代目を慕う
直系組長を次々と遠ざけたり、若い勢力を引き上げて地盤を盤石にする
のだも。

それに、後藤組組長の除籍処分の時にこれに抗議する組長たちの連名
でマスコミや直系の組にファックスで送られた文書なんて、国会の証人
喚問かよ?と思う。

曰く、月々納めている会費が値上がりしたが使途が明かされてない。
曰く、飲料水や雑貨の強制購入での収益はどうなっているのか。
曰く、五代目時代に会館を作ると言って20億円を集めて土地を買ったが、
その後売却されている。金の行方は?
曰く、五代目時代に貯蓄した10億円はどうなっているのか。

おまけに、各組間や組内部での貧富の格差も広がっているようだ。ヤクザも
楽な商売じゃないんだな。

警視庁は山口組壊滅を狙った暴力団排除に懸命だが、著者も言っているよう
に日本の暴力団がマフィアのように地下に潜ったらその方が怖いんじゃないか。
ヤクザはヤクザと分かってこそ民間人も気を付けるんだろうし。

新書版ではチンピラ芸人の芸能界引退事件が加筆されている。まぁ、芸能界
とヤクザの関係なんて斬っても切れないものだから驚きもしないが。

現在の山口組の組織を知るには良書である。尚、私が大阪府警を「第2山口
組」と読んでいるのは内緒である。笑。