お手柔らかに

日本列島、北から南まで大雪である。関東平野も底冷えする日が
続いているものなぁ。

おまけに本日は強風まで吹いた。信号機が落ちたり、家の屋根が
吹っ飛んだりの被害が出ている。

これが自然の猛威なんだよね。派遣先の喫煙室で外から聞こえて来た
風の音は怖いくらいだったもの。

昨年の東日本大震災で日本は辟易しているのだから、もうちょっとお手
柔らかにしてくれないだろうか。

地震に、豪雨に、台風。そしてこの冬の大雪。自然災害はお腹いっぱい
なのだ。

さっさとどこかに去ってくれないか、低気圧よ。

引き続き『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り 漱石・外骨・熊楠・露伴
子規・紅葉・緑雨とその時代』(坪内祐三 新潮文庫)を読む。

「ベースボールといい、コレラといい、肺結核といい、日清戦争の時に
従軍記者を希望したことといい、どうやら子規は、時代の流行りに、
とても弱いやつらしい。」

ベースボールと従軍記者はともかく、コレラと肺結核は本人が望んだ
ものじゃないと思うんだが…。まして肺結核は子規の命を縮めた原因
だし…。

でも、流行に敏感ではあったのかも。笑。