なんとかなる

凍える週末になってしまった。久し振りの3連休も、昨日、駅前まで
出掛けただけでほぼ巣籠もりである。明日も雨らしいものなぁ。
洗濯物も乾かんなぁ。

そんな訳で、部屋の暖房全開でぬくぬくと過ごす。先日、友人からの
荷物に入っていた映画のDVDを観たり(全編ではなく飛ばし観)、
新聞を読んだり、パズルをしたりしていた。

我ながら怠惰な1日である。居間のソファから動くのは、トイレに行く時と
飲み物・食べ物を取りに行く時だけだった。

そろそろ夕飯の支度をしなくてはいけない時間になって、ふと気が付いた。
米がないじゃんっ!げげっ!!

おかずはタラときのこのホイル焼きと決めている。これにはご飯が必須では
ないか。でもな…1日中部屋着のままだし、着替えるの面倒臭いし、外は
雨だかみぞれだがだし…。

苦肉の策で、ホイル焼きはカレー粉で味付けをして冷凍してあった市販の
ナンを添えた。うむ、買い物をさぼってもどうにかなるものだな。

でも、明日は米を買いに行かなきゃ…。

引き続き『ノルマンディー上陸作戦1944(上)』(アントニー・ビーヴァー
 白水社)を読む。

「上陸後は可及的速やかに内陸へ侵攻せよ」。各ビーチから上陸することに
なった連合軍の部隊には、そんな命令が下されていた。

イギリス軍が担当すことになったソード・ビーチ。そのなかでも比較的に
短時間で上陸を果たした地帯では、一向に内陸への侵攻が進まない。

何故なら…上陸を果たしたことでひと仕事終えた気分になったイギリス軍の
兵士たちが「取り敢えず一服」と、お茶の支度を始めたからだ。

イタリア軍が砂漠の行軍にパスタを持参してヒトラーを嘆かせたという話は
作り話だが、こちらの「イギリス軍、ティー・タイム」神話はガチである。