煩悶する夜

昨夜のことである。日記を書き終わって、今日の朝食の準備をしていたら
来訪者である。クロネコさんが荷物を運んで来てくれた。

ん?最近、何かネット注文したっけ?小学館分冊百科メール便での
配送だしなぁ〜、と思いながら印鑑片手に玄関に出る。

友人からのお年賀代わりの荷物だった。中身は干し柿干し芋。さすがに
長年の付き合い。私の好物をよく知っていること。

さぁ、干し芋をストーブで炙って食べようかな。うふふ…なんて段ボールを
片付けていたら、一番下からDVDが出て来た。

こ、これはっ!今は亡き松田優作出演の「ブラック・レイン」ではないかっ!
観たいよ〜。でも、翌日は出勤日だよ〜。しかも金曜日まで休みがない
よ〜。でも、観たいよ〜。優作のところだけでもいいよ〜。

煩悶すること30分。夜更かしすると翌日の朝が辛いし、何よりも旦那に
怒られるので諦めて寝床に潜り込んだ。

今月21日は昨年亡くなった原田芳雄出演の「大鹿村騒動記」のDVDも
発売になる。勿論、予約したことは言うまでもない。

今週末はDVD三昧だぁ〜。でも、テレビ棚の上に鎮座した「ブラック・
レイン」が今日も気になる…。

ルワンダ中央銀行総裁日記 増補版』(服部正也 中公新書)を
読み始める。

独立したばかりのアフリカ大陸内陸の小国ルワンダ。1965年、経済成長
著しい日本から、ルワンダの財政立て直しの為に中央銀行総裁に迎え
られた男がいた。

旧宗主国ベルギーをはじめ、ルワンダに入り込んだ外国人を向こうに回し、
ルワンダにとって、ルワンダ人にとって、本当にベストな道はどれなのかを
考えた男がいた。

プロジェクトX」風に書いてみたのだが、IMFの要請で日本銀行からルワンダ
中央銀行総裁に招かれた著者のルワンダ再建の記録である。