お幸せに

プロポーズされたとの情報は入っていた。昨年末のツイッターだったか。
それが、今度は結婚のニュースである。

アメリカ男子フィギュアスケートの選手、ジョニー・ウィアである。相手は
弁護士、そして男性。そう、同性婚なのだ。

ジャンプを失敗したと言っては泣き崩れ、綺麗に決まったと言ってはまた
もや泣き崩れる。フィギュアスケート界を代表する乙女(女子を含む)の
ジョニーだけど、あれはキャラでやってたのではなかったのだなぁ。

そういえば、アメリカ版「徹子の部屋」みたいなテレビ番組で、ソファの上で
女の子座りもしてたっけ。

末永くお幸せに。ジョニー♪

『空港 25時』(鎌田慧 講談社文庫)読了。

以前、北海道へ冬季インカレの観戦に行った。最終の新千歳行きの便に
乗ったのだが、季節は真冬。当然のように北海道は雪である。一旦、新千歳
まで飛んだものの降雪で着陸出来ず、一旦、羽田に引き返した。

そして、もう一度、新千歳まで。これで着陸出来なかったら、三沢空港
降りるとの機内アナウンスがあったが、除雪作業が進んで無事に新千歳
へ降りられた…なんてこともあった。

こんな旅客機1機を飛ばすのに、私たちの目に着かないところで大勢の
人たちが働いている。乗客が直接関わるのは空港のカウンターや客室
乗務員だけれど、私たちが飛行機に乗り込む前にはクリーニングが入り、
機体の安全性を保つ整備士たちがいる。

そして、日本の制空権はほぼアメリカ軍のものだが、そんな混雑する上空
でスムーズに飛行機を運用出来るよう目を配る管制官や運行管理者が
いる。

整備士が話していた「見て覚えるということがなくなって来た」というのは、
なんか寂しいな。どんな業務でも、今はマニュアルさえあれば済んで
しまうのか。職人技が消えて行くのは、空の世界も変わらないんだね。

本書が書かれた頃よりも、羽田も成田も発着便が増えている。業務にも
最新技術が導入されていることだろう。でも、基本になることには変化は
ないのじゃないかな。

安全に、安心して乗客を運ぶ。それぞれが、それぞれの仕事に誇りを
持ってあたっている。