新年なのに

本年もよろしくお付き合いのほど、お願い申し上げます。

新しい年を迎えての最初のニュースが、逃亡していたオウム信者平田信
出頭である。

「長い時間が経ったから、区切りとして…」と出頭理由を述べているようだが、
17年近い年月は区切りとしては中途半端じゃないか?

昨年で、オウム裁判のすべてが終了した。これは元教祖の死刑執行の
延期を狙っているのが見え見えだろう。

どこまで供述してくれるのか。今後を見守りたい。

そして、元日から地震である。仕事中だった。「え?めまいか?」と思った
瞬間、後ろの席から「地震だ」の声。

音声を消したままつけっぱなしにしていたフロアのテレビを見る。東京23区
でも震度4かよ。しかも、北海道から山口県までの広範囲だ。

雲が出ていたので、今年は日の出も拝めなかったし…。なんだかちょっと
おかしい年明けである。こんなのは今日だけにして欲しいね。

『鴎外随筆集』(千葉俊二:編 岩波文庫)を読み始める。

昨夜、書庫を漁る途中で覚書ノートを見るともなく見て気が付いた。今年は
鴎外生誕150年ではないか。

書棚を探し回ったが『即興詩人』も『舞姫』も探し出せず。手近にあった本書を
年明け1冊目の読書とする。