お悔やみ申し上げます

北の暴れん坊将軍様が亡くなって、国連では黙とうを捧げたのだが
アメリカや日本をはじめとして多くの国がこれを拒否した。

どうなのだろうと思う。他人の国にやって来て、いきなり民間人を拉致
したり、「核開発するぞ〜。ミサイル撃つぞ〜」と国際社会を恫喝したり。
存在そのものがテロのような国の指導者だけど、亡くなったならば
弔意を示すのは当たり前ではないのだろうか。

生前にどんな行いをしようとも、亡くなってしまえばそれはひとつの
むくろに過ぎないのだから。

だから、カダフィ大佐はあんな風に殺されて遺体を放置されては
いけなかったと思うし、サダム・フセインだってあんなに早く処刑
されるべきではなかったし、ビン・ラディンだって暗殺されちゃ
いけなかったんじゃないか。

なんかなぁ…分からんな。あの人には弔意を示し、こっちの人には
弔意を拒否するってのが私には理解出来ん。う〜ん、どうなんでしょう。

引き続き『昭和天皇 「理性の君主」の孤独』(古川隆久 中公新書)を
読む。

凄い孤独じゃないか、昭和天皇って。軍部や右翼の嫌がらせで穏健派の
側近が次々と去り、最後に残った元老の西園寺公望も老齢で亡くなって
しまうし…。