この物語はフィクションです

オリンパスの飛ばしで捜査が入っているのだが、日本政府が飛ばしの
ような予算を組んでも捜査は入らないらしい。ふ〜む、サギフェス党は
「無駄の削減」をする気はさらさらなく、借金ばかりを作ろうってのか。

閑話休題

昨夜、日本テレビ系列で放送された報道特集を見ていた。勿論、今年の
一番のニュースは東日本大震災だ。津波が押し寄せる映像は、今見ても
現実のものとは思えなかった。

この番組内で福島第一原発事故発生後の、官邸の様子を描いた再現ドラマ
があったのだがなんだ?あれは。

悪者は原子力安全・保安院東京電力幹部、政府中枢は未曾有の危機に
あたって全力で頑張りました!みたいな内容になっていたんだけど…。

テレビを見ながら「おい、バ菅は怒鳴り散らしていただけだろう」「海江田の
自衛隊恫喝場面はどうした?」等々突っ込んでしまった。

まぁ、ご本人たちにインタビューしているから、そんな場面は作れないの
だろうけど酷いよねぇ。

放送中にずっと「この物語はフィクションです」ってテロップを入れておけよ、
日本テレビ

さて、バ菅である。今頃になって「浜岡原発停止は経産省が言って来た」と
言い始めているらしい。「私が決めました」じゃなかったのか?どこまで
サギフェス党なんだろう。

SPを引き連れてお遍路している暇があったら、奥の細道へお詫び行脚へ
行って来い。

『ル・オタク フランスおたく物語』(清谷信一 講談社文庫)読了。

「オタク」も「ル・オタク」なんてフランス風に言うと、どことなくおしゃれである。笑。

ヨーロッパのテレビ事情とか、日本バッシングに結び付いたアニメ・漫画批判
なんて部分は興味深いのだが、この著者、「文章で伝える」ことの基本が
分かっていないではないのか。

本業は軍事ジャーナリストらしいのだが、隙あらば話をそっちへ持って行こうと
するし、本筋と離れた括弧書きの多様、唐突に飛び出す日本の官僚批判や
テレビ局・出版社批判。どれもこれもがあまりにも主観的で、読み手の邪魔
になっている。

なんで文庫化に際して、文章全体を見直さなかったかなぁ。同人誌だって、
もう少しましな文章が載っているぞ。

本筋にあたる部分だけを拾い読みする方がいいかもしれない。無駄な部分を
削除していていったら、100ページくらい縮まるんじゃないのか。

プロの物書きであるのならば、習慣を排除することと、感情を剥き出しにしない
ことを覚えてから本を書いてくれ。