サンタさんにお願い

ブランド品にはまったく興味がない。来ている物だって、近場の安売り店で
購入することがほとんどだ。この季節の防寒着なんて、作業着専門店で
買ったもの。

動きやすいし、軽いし、しかもお手頃価格である。作業着専門店は侮れ
ないのだ。笑。

でも、普段持ち歩いている鞄だけはこだわりがある。有名鞄メーカーのものが
気に入って、ずっと使っている。現在使用している鞄は2代目だ。

ショルダー・バックなのだが、男持ちの鞄なのでショルダー部分が幅広になって
おり、少々中身が重くても肩に食い込まない。そして、何といってもマチが広い
のが気に入っている。

弁当箱と厚めの単行本を並べて入れられる余裕がある。これに財布と煙草
ケース、小銭入れ、飲み物のボトルが通常の出勤スタイルである。単行本が
読み終わりそうな時には、ここに文庫本か新書が加わる。それでも弁当箱の
上部には、まだ若干の余裕がある。

メインの物入れ部分の外側にはサブの物入れ、さらにその外側にはポケットが
二つ。いろんなところに、いろんなものが入れられる構造になっている。

この2代目がそろそろ限界に来ている。素材は厚手の布なのだが、小さく1カ所、
穴が開いている。加えて、肩から斜め掛けにした時にか体に当たる部分が擦れ
て、擦り切れて来ているのだ。

う〜ん、買い換えの時期なんだろうなぁ。でも、安くはないんだよな。今年いっぱい
はこれで我慢して、来年になったら新調しようか。

あ…もうすぐクリスマスではないかっ!うちの白クマなサンタさんに「鞄が欲しい
です」ってお願いしてみよう♪

『子規、最後の八年』(関川夏央 講談社)を読み始める。

哀しい読書が続いたので、この辺りでちょっと大作に挑戦。

当時、不治の病であった結核に罹患したのが28歳。その後、脊椎カリエス
苦しみながらも俳句と和歌の近代化に多くの功績を残し、35歳で世を去った
正岡子規

病床に伏してからの8年間を、子規を取り巻く人々と共に描く400ページ超の
大作である。

うぅ、『病床六尺』と『墨汁一滴』を再読したくなってくるぞぉ。